感覚過敏でもお手伝い、何がしたい?できることは?
2歳から3歳ころになると、お母さんのしている家事を一緒にやりたがるものです。うちの子も掃除機をかけていれば、「僕もやるー!」と掃除機を取られ、洗濯物を干せば「僕も!ママやっちゃダメ!」と奪われ…(笑)
男の子でもなるべく一緒に家事を経験させて、家事のできる男子にして私も楽したい(笑)という気持ちもあり、できる限り子供と一緒の時間に一緒に家事をするようにしていました。
- 郵便物を取ってくる
- お隣へ回覧板を回す
- 洗濯物を干す
- お風呂掃除
…このあたりは、普通の子と同じようにできていました。最初は親がやって見せて、今度は一緒にやってみて、最後は「お願いね」というと一人でできるようになっていきます。そのへんは定型発達の子(発達障害のない子を「定型発達」と呼びます)と同じですね。
掃除機の音も幸い本人が「つらい」と感じることなく、むしろ道具を使える興味のほうが勝っていて、私から掃除機を奪い取り(笑)楽しんでお手伝いをしてくれていました。
お風呂掃除も夏場は特に大好き!水遊び感覚で楽しんで洗ってくれます(笑)
料理のお手伝い、どんな事ができる?
料理は子供目線でも特に魅力的に映るようです。
切る、焼く、煮る、茹でる、ちぎる、叩く、丸める…などなど。いろんな工程があったり、段々といつも見る料理になっていくのがわかったり、時には「ちょっと味見」と称してつまみ食いしたり…(笑)子供にとっても楽しいですよね?
ただ、感覚過敏の特性からちょっと苦手な作業もありました。それは、ハンバーグなどのたねやクッキーの生地を「こねる」こと!
手にまとわりつく生地の感触が苦手で、最初は「自分でやってみる!」とチャレンジするのだけど、ちょっとやってみては毎回「もういい」とテレビに向かってしまう息子…
そんな息子でも出来た「こねる」の工程が入ったレシピを紹介したいと思います!
- ホットケーキミックス 200g
- 砂糖 20g
- バター 60g
- 卵 1個
- ホットケーキミックスと砂糖を混ぜておく
- 電子レンジで30秒ほど温め、半分ぐらい溶けた状態にしたバターを1に加えてこねる。
- ぽろぽろのおから状態になった生地に(この段階ではまだきちんとまとまらなくても大丈夫!)卵を追加して更に混ぜる。
- 手にくっつかない状態になるので、そこからは子供の出番!こねたり、型抜きしたりして好きな形に作っていきます。
- 予熱しておいたオーブン170℃で約15分焼けば出来上がり!
ココアや、きな粉など別の味を足したいときは、1のときに一緒に混ぜ合わせておいてくださいね。チョコチップやアーモンドスライス、クルミなどを入れても楽しいですよ。
3、で、もしまだ手にくっつくな~という感じでしたら、小麦粉を少しずつ追加して手にくっつかない程度の硬さにしていってあげてくださいね!
息子は手にまとわりつかなければ、丸めて成形できましたが、中には直接触ること自体が苦手な子もいるかと思います。そういう場合はビニール手袋をする、平たくした生地を型抜きしてもらう…などしてもよいかと思います。
このクッキー、2歳位の子供から一緒に作れます。特別な配慮が目立ちにくいので、発達障害のあるなしに関係なく、兄弟やお友達と一緒にできるのでおすすめです。
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