2018年10月から始まったNHK Eテレの番組「u&i」が放送されて2ヶ月あまり。発達障害の子の感じ方やどんなところで困難を感じているのかを、わかりやすく子供目線で伝えてくれています。子供だけでなく、大人にこそ見てもらいたい…そんな番組です。
何気なく子どもたち(と夫にも!)に見てもらえるといいな、、と思いながら録画をしています。
発達障害とは?
生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害。
- 自閉症スペクトラム(ASD)
- 注意多動性障害(ADHD/ADD)
- 学習障害(LD)
主に上記の3タイプがありますが、どれかひとつだけが突出している子もいれば、2つあるいは3つが合併している子もいます。また、同じ自閉症スペクトラムでも、その子によって特性の出方は違うので、まさに「千差万別」と言えます。
「u&i」ってどんな番組?
2018年10月からEテレで始まった10分番組「u&i」。毎週水曜9:00から放送されています。
「u&i」は発達障害などの困難があるこどもたちの特性を知ることで、多様性への理解を深めるこども番組です。メインパートは、こどもと妖精の対話劇。困難のある友達の“ココロの声”に耳を傾けながら、その悩みや特性を知り、どうしていくのがいいかを考える力を身につけていきます。
NHK「u&i」公式ホームページより http://www.nhk.or.jp/tokushi/ui/origin/about/
今までの放送リストは以下の通り。
#1「ちゃんとやって!」~聞こえ方の違い~
#2「授業に集中したいのに…」~感じ方の違い~
#3「声をかければよかったのに…」~身体障害者とのかかわり~
#4「どうしたらうまくできる?」~協調運動~
#5「なんで覚えられないの?」~読み書きの苦手~
#6「嫌いだから食べてくれないの?」~アレルギー~
#5の「なんで覚えられないの?」では、台本を覚えるのが苦手なユウくんとそれを理解をしたアイくんが「じゃあ、一緒に台本を覚えよう!」と言う流れになります。
でも、その前にアイくん「ユウくんはアクションが上手いから、セリフをちょっと減らして、その分アクションを増やしたら?」と提案します。
苦手なところを一緒に手伝ってあげるという気持ちもとても大切ですが、それだけだとユウくんは「フォローしてあげないといけない存在」になってしまいます。
アイくんのように苦手な部分だけでなく、得意を認めていける視点もとても大切だなと感じました。上でもなく、下でもなく、同じ目線でお互いの違いを認め合える関係が多様性を理解することにつながるのでは、と思います。
ぜひ学校の道徳の時間などで取り上げてもらいたい番組です。
#6では食物アレルギーが取り上げられていて、「ああ、こういうのも取り扱うんだな~」と興味深かった。
今後、チックや どもり症、場面緘黙など、発達障害以外でも理解されにくい症状を持った子たちのことも取り上げてくれるかな~と期待している。
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